「医療脱毛を調べてたら永久脱毛って言葉がよく出てくるけど、そもそもどういう意味なの?」
「永久脱毛はムダ毛が生えてこないって聞くけど本当なの?そのためにはどのくらいの期間・回数が必要?」
脱毛について調べていくと永久脱毛という言葉がよくあがっていますが、その効果や本当に永久なのか気になっている方も多いでしょう。
ネットや口コミを見ると、「永久脱毛したのにまた生えてきた」など脱毛を受けるにあたって不安になる意見を目にすることも。
そこで今回は、永久脱毛の定義やしくみについて詳しく解説。
◆永久脱毛とは?意味や定義を解説
①永久じゃない!毛が生えてくる可能性はある
◆永久脱毛する方法は2種類のみ
①医療レーザー脱毛
②ニードル脱毛
◆永久脱毛のしくみや期間・回数を解説
①変化を実感するまでにかかる期間・回数の目安
◆永久脱毛に満足するために抑える方法
◆永久脱毛にかかる値段ってどのくらい?
◆永久脱毛のメリット・デメリットを確認して後悔を防ごう
◆永久脱毛に関してよくある質問
①脱毛サロンで永久脱毛は目指せる?
②家庭用脱毛機を使えば自宅でも永久脱毛できる?
③メンズの髭・VIO脱毛でも永久脱毛は目指せる?
④脱毛クリームで永久脱毛はできる?
◆永久脱毛を目指すなら医療脱毛がおすすめ
永久脱毛に満足するために押さえるべきポイントも紹介するので、脱毛を検討している方は要チェックです。
面倒な自己処理から解放されたい、ムダ毛を気にするストレスを減らしたい方はぜひ最後まで読み進めてください。
永久脱毛とは?意味や定義を解説
永久脱毛を受ければ、二度とムダ毛が生えずツルツルの肌でいられると思っている方も多くいるでしょう。
しかし、決して「永久的に毛が脱毛の生えてこない」わけではないのです。
永久脱毛とは一般的に「脱毛治療により減毛された状態を長く保てること」を意味し、ほぼ自己処理がいらない状態のことを示します。
実は、日本において明確な永久脱毛の定義は存在しません。
多くの医療脱毛クリニックでは永久脱毛を説明する際に、AEA(米国電気脱毛協会)とFDA(米国食品医薬品局)の定義を主に用います。
AEA・FDAの定義をもとに考えると、永久脱毛とは「施術後に生える毛の本数が減り、その状態を長期間維持されている」ことだと解釈できます。
実際のところ技術の進歩により、永久脱毛が完了した箇所から再び毛が生えてくるケースはあまりないのも事実。
永久脱毛は必ずしも永久ではないものの、長期的に高い減毛率を維持できる施術だといえるでしょう。
永久じゃない!毛が生えてくる可能性はある
永久脱毛が完了しても、その後わずかながら毛が生えてくる可能性はあるでしょう。
基本的に、医療レーザー脱毛やニードル脱毛で発毛細胞を破壊した毛穴からは毛が生えてこないとされています。
しかし「永久脱毛=二度と毛が生えない」わけではないので、下記のような理由で稀に毛が再び生えてくるケースもあるのです。
- 成長途中の毛が生えてきた
- 照射漏れがあった
施術期間には肌の表面に生えていなかった休止期の毛が、成長期に入り再び生えてくる可能性もあります。
医療脱毛は成長期の毛がターゲットであるため、休止期の毛はレーザーが反応せず毛根が破壊されません。
※成長期・休止期については後述しています
明らかに濃いムダ毛が固まった場所に生えてきた場合は、照射漏れの可能性が高いです。
この場合は施術を受けた病院・クリニックに相談し、アフターフォローをしてもらいましょう。
永久脱毛する方法は2種類のみ
AEA・FDA※では永久脱毛可能な施術として、下記2つの脱毛方法を挙げています。
※AEA:米国電気脱毛協会/FDA:米国食品医薬品局
どちらの脱毛方法も細胞を破壊する医療行為であり、医療機関でしか受けられません。
それぞれ脱毛方式や特徴が異なるので、永久脱毛を受ける前にチェックしておきましょう。
医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛は、レーザーが毛の黒い色(メラニン色素)に反応し熱を発することで発毛組織を破壊します。
メラニン色素とは
人を含む生物において形成される、色素。人の肌色は異なるが、その色を決定する要素の一つ。シミを作る原因でもあるが、紫外線から守ってくれる働きも持つ。
医療レーザー脱毛の特徴は下記のとおりです。
【医療レーザー脱毛の特徴】
- 広範囲を短い時間で照射
- 金髪・白髪の処理は苦手
- 二ードル脱毛に比べて痛みは穏やか
メラニン色素を含まない白髪はレーザーが反応しないため処理できませんが、その他の太く濃い毛や産毛への対応は可能です。
医療レーザー脱毛の照射方法は下記の2つ。
熱破壊式 | 蓄熱式 | |
仕組み | 毛を生成する毛乳頭と毛母細胞を破壊 | 出力の弱いレーザーで、毛母細胞・バルジ領域を破壊 |
ターゲット | 毛母細胞 (毛を作り出す細胞) |
毛母細胞・バルジ領域 (毛の成長を促す細胞) |
脱毛方法 | 高出力のレーザーを 1ショットずつ照射 |
低出力のレーザーを連続的に照射 |
レーザーの 種類 |
アレキサンドライトレーザー ダイオードレーザー YAGレーザー |
ダイオードレーザー |
痛み | 輪ゴムで弾かれるような痛み | じんわり温かい程度 (部位によっては少し熱いと感じる) |
得意な毛質 | 濃い毛・太い毛 | 産毛・濃い毛 |
バルジ領域とは
毛包の一部には、毛包を構成する多数の種類の細胞を全て産み出すことのできる幹細胞が存在する領域があり、バルジ領域と呼ばれる。
※引用:産総研
レジーナクリニックでは熱破壊式と蓄熱式の計3種類の脱毛機器を採用しており、個人の肌質や毛質に応じて使い分け可能。
脱毛機の使い分けやレーザーの出力調整によって、褐色肌や産毛の多い部位など様々な肌・部位に適した施術ができます。
レジーナクリニックの脱毛機は痛みを軽減するための冷却システムが搭載されており、ニードル脱毛より少ない痛みで施術可能。
ニードル脱毛の全身施術費用が約30万円~なのに対し、医療レーザー脱毛は約20万円~とより安く施術が完了するのでおすすめです。
ニードル脱毛
ニードル脱毛は毛穴に針を差し込んで電気を流し、毛根にある発毛組織を破壊する施術です。
ニードル脱毛の特徴は下記のようになります。
【ニードル脱毛の特徴】
- 毛を1本ずつ処理
- 全身脱毛などの広範囲には不向き
- レーザー脱毛に比べて痛みが強い
毛の色素・毛質の違いによって施術の制限を受けることは少なく、ほくろに生えた毛や白髪などにアプローチできます。
毛穴ごとに毛を処理するため時間はかかりますが、医療レーザー脱毛では処理が難しい狭い範囲の対応も可能です。
ニードル脱毛は一度処理した毛穴から次のムダ毛が生えにくく、永久性が高い脱毛方法でもあります。
ただし毛穴に針を通すため金属アレルギー・感染症を患っている方は受けることができず、強い痛みを伴う可能性もあるでしょう。
永久脱毛のしくみや期間・回数を解説
医療レーザー脱毛やニードル脱毛では、施術を受ける部位のすべての毛の発毛組織を1回で破壊できるわけではありません。
体毛には「毛周期」という生え変わりのサイクルがあり、周期に合わせて繰り返し複数回の施術を受けることが必要です。
毛周期には成長期・退行期・休止期の3段階のサイクルがあります。
毛の状態 | |
---|---|
成長期 | 毛が成長する時期 |
退行期 | 毛の成長が止まる時期 |
休止期 | 毛が抜け落ちて次の成長を始める時期 |
施術効果が見込めるのは、発毛組織とつながっている「成長期」の毛になります。
成長期以外の毛は毛と発毛組織が離れた状態のため、医療脱毛を行っても発毛組織は破壊されにくいのです。
クリニックなどの医療脱毛では、毛周期の平均な間隔である2ヶ月~3ヶ月に1度のペースで施術するのが一般的でしょう。
変化を実感するまでにかかる期間・回数の目安
自己処理が楽になるまでの期間は10ヶ月~1年、回数は5~8回が目安になります。
産毛もなくなりツルツルの肌を目指せるまでの期間は1年~1年半、回数は8回~10回ほどが目安でしょう。
下記は、永久脱毛で満足いく回数の目安を部位ごとにまとめたものです。
自己処理が 楽になる |
ほぼツルツル の肌になる |
|
全身 | 5~8回 | 10~12回 |
顔 | 8~10回 | 10~14回 |
VIO | 5~8回 | 10~12回 |
腕・脚 | 5~6回 | 8~10回 |
ワキ | 5~7回 | 8~10回 |
背中 | 5~8回 | 10~14回 |
あくまで目安なので、毛量や毛質・肌質によって個人差が生じる場合があります。
永久脱毛は5回を目安に通い、完了後物足りないと感じた場合は追加で照射してもらうのがいいでしょう。
追加照射は、通常1回の施術料金より割安に設定しているクリニックが多くあります。
レジーナクリニックでも、通常の半額程度の料金で追加照射が可能です。
毛量が多い・毛が濃い方は、8回・10回コースを選択すると結果的に安く施術を受けられるでしょう。
永久脱毛に満足するために抑える方法
永久脱毛で満足するために抑えるポイントは下記のとおりです。
- 日焼けに注意する
- 施術当日の入浴・激しい運動は控える
- 過度な飲酒は控える
- 保湿をする
- 毛は抜かない
日焼けした肌へのレーザーの刺激は、肌荒れなどを引き起こす原因になります。
レーザー照射後の肌は敏感で、日焼けするとシミや色素沈着などの肌トラブルを引き起こす可能性があるので注意が必要です。
日焼けしすぎてしまうとクリニックによっては施術を断られる場合もあるので、日焼け止めをこまめに塗るなど紫外線対策を行いましょう。
施術当日の入浴・激しい運動は体温を上昇させ、肌の赤みやかゆみにつながる可能性があります。
過度な飲酒もかゆみや乾燥などの肌トラブルの原因になるため、避けるようにしましょう。
施術後の毛抜きやシェーバーを使用した自己処理は、毛嚢炎・埋没毛などを招く可能性も。
【毛嚢炎とは】
毛包炎は、毛穴の奥の毛根を包んでいる部分(毛包、毛嚢)で炎症が起こることです。
小さなキズから細菌が感染することで発症。
赤みを帯びた発疹や、周囲が赤く膿をもった発疹がみられます。
【埋没毛とは】
埋没毛とは皮膚の下に毛が埋もれてしまうことです。
大きな黒いニキビのように見えるため放置してしまうことも多いですが、毛嚢炎を引き起こす可能性があります。
自己処理によって毛周期が乱れると、永久脱毛で満足した結果が得られなくなるため自然に抜け落ちるのを待ちましょう。
永久脱毛にかかる値段ってどのくらい?
永久脱毛はニードル脱毛かレーザー脱毛かにより、値段の相場が異なります。
料金相場 | |
---|---|
ニードル 脱毛 |
・全身:約30~110万 ・部分:約1~50万円※1 |
医療レーザー 脱毛 |
・全身脱毛:約17万円 ・全身+VIO:約20万円 ・顔;約10万円 ・VIO:約10万円 ・ワキ約3万円※2 |
(※1)時間制・本数制に基づいて記載
相場:時間制:60分10,000~30,000円程度/本数制:1本150~500円程度
(※2)上位10社の5回コースの平均
ニードル脱毛は、時間制・本数制が基本の料金システムになっています。
上記の費用に加えて、針代などがかかる場合があるでしょう。
医療レーザー脱毛の場合、部分脱毛は施術する部位が少なければトータルのコストを安く抑えられます。
しかし部分脱毛の単価は全身脱毛に比べて割高なので、施術したい部位が増えるほど全身脱毛よりも費用がかかるでしょう。
複数箇所を施術したい場合は、全身脱毛コースで契約した方がお得です。
レジーナクリニックは相場に見合った料金設定ですが、デビュープランの場合は相場に比べてより安く施術を受けることができます。
レジーナクリニックの脱毛料金
施術内容 | 5回の施術料金 (税込) |
---|---|
全身脱毛 | 総額:215,250円 月額:3,300円 |
全身脱毛+VIO (デビュープラン) |
総額:66,000円 月額:1,000円 |
顔 | 総額:110,250円 月額:2,100円 |
VIO | 総額:94,500円 月額:1,800円 |
ワキ | 総額:36,645円 月額:不可 |
オプション料金の追加によって施術費用が想定より高くなる場合も少なくありません。
施術料金以外の費用はなるべく抑えたい方は、オプション料が無料のクリニックを選ぶのがおすすめです。
しかしレジーナクリニックではオプション料金が無料なため、追加費用を気にすることなく施術可能です。
※オプション料金とは
オプション料金とは麻酔やシェービング、予約のキャンセルをした場合に発生する料金です
永久脱毛のメリット・デメリットを確認して後悔を防ごう
永久脱毛の知識を深めたうえで、改めてメリット・デメリットをチェックしましょう。
メリット |
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デメリット |
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前提として、エステ脱毛の目安となる施術回数は12〜18回・期間は2~3年程度です。
一方で永久脱毛なら施術回数は8~10回・期間は10ヶ月~1年半程度と、エステ脱毛より早めに施術が終了するでしょう。
またエステ脱毛に比べて出力の高いレーザーで照射するので、ムダ毛が生えてくる頻度をより抑えることができます。
ただデメリットとして、特に施術時の痛みが挙げられるでしょう。
医療レーザー脱毛は肌の色が濃い部分や毛深い部分に痛みが生じ、ニードル脱毛は直接電気を流すためより痛みが強いと言えます。
痛みが心配という方は、麻酔が無料で受けられるクリニックを選ぶと追加費用も気せず施術可能です。
さらに永久脱毛は少なくとも10万円程度必要なので、特に学生の場合は高いと感じる方も多いでしょう。
まとまった費用を一気に払うのに抵抗がある方は、契約する際に分割払いや医療ローンを選ぶのがおすすめです。
施術を受ける前に改めてメリット・デメリットを確認し、満足のいく脱毛を受けられるようにしましょう。
永久脱毛に関してよくある質問
永久脱毛に関するQ&Aを、4つまとめました。
※タップして詳細ページにスクロールします
問いに関する解答だけでなく、理由やメカニズムなど詳細も解説しているのでぜひ参考にしてください。
脱毛サロンで永久脱毛は目指せる?
脱毛サロンで永久脱毛を受けることはできません。
エステサロンや脱毛サロンで受けられる光脱毛は、光による熱のエネルギーによって発毛組織にダメージを与えます。
しかし発毛組織を破壊できるほどの威力はないため、永久脱毛はできないのです。
そもそも脱毛サロンは医療機関ではないので、医療行為である発毛組織の破壊は認められていません。
永久脱毛に近い状態まで施術することは可能ですが、あくまで毛の成長を遅くする抑毛効果にとどまります。
サロンに通わなくなれば抑毛の作用が失われ、以前のように毛が生えてくる可能性も。
ムダ毛が無い状態をキープするには、半永久的にエステサロンに通い続ける必要があるでしょう。
早く施術を終わらせたい、永久的な減毛効果を得たいと考えている方は医療脱毛がおすすめです。
家庭用脱毛機を使えば自宅でも永久脱毛できる?
家庭用脱毛器では永久脱毛はできません。
一時的に毛が生えにくくなる「減毛効果」はありますが、照射をやめるとすぐに元の状態に戻ってしまいます。
家庭用脱毛器は安全性に配慮し弱い出力でしか使用できないようになっているため、商品関係なく永久脱毛効果は得られないでしょう。
そもそも永久脱毛を行うには強い出力の脱毛器を使用して、発毛を促す細胞を破壊する必要があります。
強い出力の脱毛器は法律によって医療機関のみが取り扱うことを認められているため、永久脱毛の施術ができるのは脱毛クリニックのみです。
メンズの髭・VIO脱毛でも永久脱毛は目指せる?
男性でも髭・VIOの永久脱毛を目指すことは可能です。
最近では男性でも永久脱毛を目指す方は多く、それに伴いメンズ専門の脱毛クリニックも増えてきています。
レジーナクリニックオムではメンズ専用のヒゲ脱毛プラン・VIO脱毛プランを用意しており、無料オプションも豊富です。
レジーナクリニックの無料オプション
- 初診料・再診料
- カウンセリング料
- 予約・キャンセル料
- テスト照射
- 肌トラブル診察料
- 治療薬
- 剃毛量
- 麻酔
- 転院手数料
施術料金以外の費用はなるべく抑えたい方は、ぜひレジーナクリニックの脱毛プランをチェックしてみてください。
メンズ専用のため、人目を気することなく安心して施術を受けることができるでしょう。
髭やVIOは他の体の部分に比べ、カミソリ負けがしやすい部位であるうえ自己処理を多めにする必要があります。
肌をいたわるためにも、クリニックに通うのがおすすめです。
脱毛クリームで永久脱毛はできる?
脱毛クリームでは永久脱毛はできません。
市販で売られている脱毛・除毛クリームは皮膚の表面に出ているムダ毛のみ処理可能です。
毛の元となる毛根にダメージを与えることはできないため、カミソリ等で剃って処理をしているのと効果に変わりはありません。
脱毛クリームは種類によって使える部位が異なり、デリケートゾーンの処理には使えないタイプのものもあります。
間違った使用方法は肌荒れ・乾燥などの肌トラブルを引き起こす可能性があるため、使用前には指示をよく確認しましょう。
永久脱毛を目指すなら医療脱毛がおすすめ
今回の記事では、永久脱毛の定義やしくみを解説しました。
永久脱毛は長期的な減毛効果を保てますが、毛質やホルモンバランスの影響で毛が再生する可能性も。
しかし日焼け対策や保湿などを行うことで、脱毛効果の低下を防ぐことができ満足した結果を得やすいでしょう。
また永久脱毛を受ける際は、メリット・デメリットも事前にチェックしておきましょう。
メリット
- 施術回数が少なくて済む
- 短期間で終わる
- ムダ毛の処理ができる
- 施術時に麻酔を使用できる
- 肌トラブルが起こった際、クリニックの医師が対応する
デメリット
- 施術時に痛みを感じることがある
- 元の毛量まで戻せない
- 費用が高い
永久脱毛について理解したうえで、クリニックに通うか否か判断しましょう。