脱毛方法の種類や違い
脱毛方法は大きく分けて3つの種類があります。
- 医療脱毛
- エステ脱毛
- セルフ脱毛
医療脱毛はクリニックなどの医療機関、エステ脱毛はエステサロンで脱毛する方法です。セルフ脱毛は自宅などでカミソリや除毛クリームなどを使って脱毛する方法です。なお、本記事では、毛を抜く・抜かないにかかわらず自宅で行う毛の自己処理をセルフ脱毛として紹介します。
それぞれの脱毛方法の特徴は下記の通りです。
医療脱毛 | エステ脱毛 | セルフ脱毛 | |
---|---|---|---|
脱毛方式 | 医療レーザー脱毛 ニードル脱毛 |
光毛 フラッシュ脱毛 |
カミソリ・電気シェーバー 除毛クリーム・ワックス |
脱毛効果 | 永久脱毛の効果 | 制毛・抑毛の効果 | 毛の一時的な処理 |
施術完了までの 回数・期間 |
半年~1年半程度 (部位による) |
2~3年程度 (部位による) |
– |
料金 | 30万円前後 (施術回数6回~) |
20万円前後 (施術回数12回~) |
10万円~200万円 (生涯でかかる費用) |
施術場所 | 医療機関 | エステサロン | 自宅 |
施術者 | 看護師の施術 医師の診察 |
医療資格のない エステシャン |
基本的に一般人 |
医療脱毛は主にクリニックなどの医療機関で行える脱毛方法で、レーザー脱毛機や金属の針を用いて施術が行われます。どちらも発毛組織を破壊するため、永久脱毛を期待できます。
エステ脱毛はエステサロンで行われる脱毛方法で、光脱毛機やフラッシュ脱毛機を使用します。制毛・抑毛を目的とした脱毛で、再発毛の可能性があります。光脱毛機は医療脱毛で使われるレーザー脱毛機よりも出力が低く、痛みを感じにくい特徴があります。
セルフ脱毛はカミソリや電気シェーバー、除毛クリームやワックスを使用した毛の自己処理方法です。いつでも手軽にムダ毛を処理することができますが、カミソリ負けなどの肌トラブルのリスクがあります。
自己処理よりもクリニックやサロンに通った方が良いの?
毛が気になる度にお手入れが必要になる自己処理は、手軽に行える半面、ケガや肌トラブルのリスクもあります。クリニックやサロンの脱毛で、自己処理の頻度を減らせるとリスクの軽減につながります。
自己処理は肌表面を削いでしまったり、毛を引っ張る力が毛穴にダメージを与えてしまったりと肌への負担が大きく、炎症や黒ずみなどの肌トラブルにつながる可能性があります。また、自己処理で肌が傷つくことにより、皮膚の下に毛が埋もれてしまう埋没毛を引き起こすこともあります。
その点、クリニックやサロンの脱毛方法は、自己処理ほどの頻度で行う必要がないことから、比較的リスクは小さいと言えます。クリニックでの脱毛には、万が一肌トラブルが起きた場合でも、医師の診察を受けられる安心感があります。
医療脱毛と自己処理の違いは?
永久脱毛の効果
自己処理は一時しのぎに過ぎず、必ず再び毛が生えてきます。家庭用脱毛機を使用した際は、次に生えてくる毛は硬毛化・増毛化しているリスクもあります。また、エステサロンなどで施術できる光脱毛は制毛・抑毛の効果のある脱毛方法です。どちらも永久脱毛の効果は期待できません。
クリニックなどの医療機関で施術できる医療脱毛のみ、永久脱毛を期待できます。
毛を処理する回数や期間
自己処理は生涯を通してムダ毛を処理していく必要があります。カミソリや電気シェーバーの場合は1~2日、除毛クリームやワックスは1~3週間で再び生えてきます。
医療脱毛なら5~8回ほど脱毛を受ければ、長期的な脱毛効果を得ることができます。通院期間の目安は1年~1年半ほどです。個人差や部位で脱毛回数と期間は前後します。
脱毛までにかかる総額料金
医療脱毛は他の脱毛方法と比べると、総額料金が高くなる傾向があります。しかし、一度脱毛すれば生涯を通してムダ毛処理をしなくていいので、長い目で見れば自己処理よりもコスパに優れているとも考えられます。
脱毛によるリスクの違い
先にお伝えした通り、自己処理にはさまざまな肌トラブルのリスクがあります。医療脱毛にもやけどや炎症のリスクはありますが、万が一症状が出た場合、医師による診察などの対応をしてくれるクリニックがほとんどです。自己処理の方がアフターフォローの観点からリスクが大きいと言えます。