脱毛のためのレーザーや光線の照射には、肌表面にやけどが生じる可能性があります。

レジーナクリニックでは、患者さまの安全性に配慮し、肌状態に合わせて対応していますが、やけどのリスクを完全に防ぐことはできません。万が一レーザー照射後にやけどの症状が現れた場合は、診察や薬の処方を追加費用なしで行います。

レーザーや光線の照射でやけどが生じる原因

レーザーや光線の照射でやけどが生じる場合は、熱が発毛組織だけでなく肌表面まで伝わることで引き起こります。
また、紫外線による刺激や乾燥によって敏感な状態となっている肌への照射も熱が伝わりやすいため、やけどを負ってしまうリスクがあります。

やけどのような症状があらわれたときの対処法

レーザー照射後の肌に強い赤み・かゆみ・ヒリつきが生じた場合、まず肌を冷やしましょう。しかし、症状が長引く場合、やけどの可能性があるので通院中のクリニックにご相談ください。

肌の赤み・かゆみ・ヒリつきが起きている場合

レーザー照射後の肌に強い赤み・かゆみ・ひりつきが生じた場合はやけどの可能性があります。冷やしたタオルやタオルで包んだ保冷剤を患部にあてて、クールダウンしましょう。
症状が軽度であれば、患部を冷やすか炎症を抑える軟膏を塗ることで落ち着く場合がほとんどです。数日経過しても症状が改善しない場合は、クリニックへ相談してください。

水ぶくれが起きている場合

皮膚に水ぶくれが生じている場合は、中等度のやけどの可能性があります。適切な処置をしなければ、傷痕になり色素沈着につながるおそれがあります。
また、レーザーを照射した箇所が茶褐色の痕になった場合、炎症性色素沈着を起こしている可能性も考えられます。

水ぶくれの症状が現れた場合は通院中のクリニックへ連絡の上、医師の診察を受けてください。

やけどをしやすい肌の特徴とスキンケアのポイント

日焼け肌・色黒肌

日焼け後の褐色肌やもともと肌の色が濃い場合は、レーザー照射によってやけどしやすいと言われています。
褐色の肌はメラニン色素を多く含むため、照射したレーザーが毛だけではなく、肌にも強く反応してしまうことがあるためです。

レーザー照射期間中は、日焼け止めクリームや帽子、日傘の使用や長袖の衣服の着用により、照射部位を紫外線から守るようにしましょう。

肌が乾燥している

肌が乾燥していると皮膚内の水分量を保つバリア機能が弱まってしまいます。レーザー照射によるダメージを肌が受けやすくなるため、やけどを引き起こす可能性があります。

やけどのリスクを軽減するため、日ごろから保湿ローションやクリームでの入念な保湿ケアを行いましょう。

光線過敏症や日光アレルギー

光線過敏症や日光アレルギーの方にも、レーザー照射によるやけどのリスクがあります。
レジーナクリニックでは、光線過敏症や日光アレルギーの方に対してカウンセリング時に腕や脚の一部分へのテスト照射を行うことでリスクケアをしています。

レジーナクリニックのやけどリスク軽減に向けた対応

照射によるやけどリスクを軽減するためには、レーザー脱毛機の特性を理解し、患者さま一人ひとりに合わせた対応ができる知識と技術が必要です。レジーナクリニックでは、事前カウンセリングで患者さまの肌質・毛質を確認し、適切なレーザー脱毛機の選定や照射出力の調整に努めています。

当院では冷却機能を備えた脱毛機を採用しており、熱がこもらないように肌を冷やしながらレーザー照射をすることで、やけどのリスク軽減につなげています。
また、日焼け肌や褐色肌の患者さまの場合は肌状態を見て、低出力のレーザーを繰り返し照射する対応をいたします。

万が一、レーザー照射後にやけどのような症状がみられた場合は、通院中のクリニックへご相談ください。医師による診察・薬の処方を追加費用なしで対応いたします。