IPL脱毛は太くて濃い毛に効果がある!
IPL脱毛は、主に脱毛サロンで使われている光脱毛の1つです。肌に光を当てて毛根にダメージを与える脱毛方法で、多くのサロンで採用されている脱毛方法です。
この記事では、IPL脱毛の効果やほかの脱毛方法との違いについて解説しています。IPL脱毛を利用している脱毛サロンもあわせて紹介します!
IPL脱毛の仕組みとは
IPLとは“インテンス・パルス・ライト”の略であり、キセノンランプをごく短い時間発光させた光です。IPL脱毛はカメラのフラッシュのように光をピカッと照射することからフラッシュ脱毛とも呼ばれています。
IPL脱毛で使われる光は、有害な紫外線がカットされており、波長の幅が広いという特徴があります。
IPL脱毛は、脱毛サロンでもっともポピュラーな方法として利用されている脱毛方法です。
IPL脱毛が毛に与える影響
IPL脱毛の光は毛のメラニン(黒い部分)に対して作用する性質があり、照射すると黒い毛包や毛根、その元にある毛乳頭に熱を与えることができます。熱を与えられた毛根はたんぱく質が変性してしまい、次の毛の生成がうまくいきません。
IPL脱毛では照射後すぐに変化は現れませんが、その後の発毛が抑えられているため徐々に毛が少なくなっていきます。
IPL脱毛の効果について
IPL脱毛はメラニン(黒い色)に反応する光を当てて脱毛を促すという脱毛方法なので、メラニン量の多い濃くて太い毛に効果的です。黒々としたしっかりした毛ほど反応が出やすいです。
逆に、メラニンの少ない色の薄い毛や産毛では、濃い毛ほどの脱毛効果は見込めません。
IPL脱毛は従来から使われている脱毛方法であり、サロンの光脱毛の中でも多くの実績を持っています。幅広い波長の光を使用しているため、太い毛や細い毛、体のさまざまな部位の毛に対応していることもIPL脱毛の特徴です。
照射後はすぐには変化が見られませんが、光を照射して1~2週間後には生えていた毛が抜け落ちます。光脱毛の中では、比較的早くに効果を実感できる脱毛です。
このほか、IPLの光はエステのフォトフェイシャルにも使われています!
IPL脱毛に向いている部位・向かない部位
IPLはワキやVIOの脱毛が得意
IPL脱毛はメラニン量の多い黒々とした毛に高い効果が期待できるので、太くて濃い毛の多いワキやVIOなどの脱毛に適しています。
黒くて目立つ毛が気になる部位、濃い毛が密集して生えている部位を早く処理したい、という場合におすすめできる脱毛方法です。
IPLは背中やお腹など産毛が多い部位は苦手
メラニン量の少ない毛である色の薄い毛・産毛の多い部位にはIPL脱毛はあまり向いていません。背中やうなじ、二の腕、お腹、肩などは濃い毛よりも産毛が多く生えていることが多いので、効果が出にくい部位といえます。
IPL脱毛での脱毛回数と脱毛期間の目安
IPL脱毛は、メラニンが多くなる成長期の毛に反応するという特徴があります。そのため、毛の生えかわりのサイクル(毛周期)にそって何回か照射していく必要があります。
毛周期を無視して短期間に何度も照射しても、期待するような脱毛効果は得られません。
脱毛に通うペース毛周期は部位ごとに異なるため、全身の各部位の毛周期の平均といえる2ヶ月に1回照射する脱毛サロンが多いです。
サロンによっては、最初のうちは1ヶ月ごとなど比較的早いタイミングで照射を行い、回数を経るごとに期間を空けていく、というスケジュールで脱毛を進めるところもあります。
IPL脱毛での脱毛回数の目安
IPL脱毛で効果を得るためには、ある程度照射回数を重ねることが重要です。
脱毛サロンでは、6回を基本として、6回・12回といった回数プランを設定しているところが多いです。脱毛のスケジュールを組む場合も、6回・12回を目安としてプランニングすることが多くなります。
IPL脱毛での脱毛期間の目安
脱毛にかかる期間を計算すると、2カ月ごとに1度の照射で6回脱毛を行う場合は約1年、12回であれば約2年の期間が必要になります。
気になるIPL脱毛の痛みは?光脱毛の中では痛みはやや強い
IPL脱毛の痛みは、光脱毛の中ではやや感じやすいといわれています。IPL脱毛の痛みの表現としてよく使われるのが、“ゴムでパチンとはじいたような痛み”です。
痛みの感じやすさは部位によっても異なり、黒い毛が多く生えている部位、毛量の多い部位などはメラニンが多く光が強く反応するため、痛みを感じやすいです。ワキやVIOなどは、IPL脱毛で脱毛効果を期待できる部位ですが、同時に比較的痛みを感じやすい部位でもあります。
IPL脱毛がやや痛みを感じやすいといっても、肌への刺激が極度に高いというわけではありません。痛みには個人差もあるので、心配しすぎずできるだけリラックスして照射に臨むようにしましょう。
痛みが不安な場合はカウンセリング等で相談する、お試し照射をお願いするなどの対策をしておくのも一手です。
痛みに弱いことを前もって伝えておくことで、脱毛の際に出力を調整してくれる場合もあるみたい!
IPL脱毛のメリットとデメリット
IPL脱毛のメリットとデメリットを紹介します。
黒々と目立つ毛の脱毛に!IPL脱毛のメリット
- 太くて濃い毛に効果が高い
- 脱毛時間が短い
- 効果を実感しやすい
IPL脱毛は太くて濃い毛に効果のある脱毛方法で、ワキやVIOなど黒々とした毛の脱毛に向いています。
波長幅の広い光を拡散させて当てる脱毛であり、一度に広範囲に照射できるので、脱毛の所要時間は短時間で済みます。両ワキであれば5分程度の照射で終わる脱毛サロンも多いです。
IPL脱毛は1カ所に強いエネルギーの光を集中させるわけではないため、肌への負担はそれほど高くはありません。リスクを抑えて照射できる脱毛方法です。
脱毛効果を比較的実感しやすいのもIPL脱毛のポイントで、照射後、1~2週間ほどで毛がポロポロと抜け落ちるのがわかります。光脱毛の中では、効果を確認できるのが早い脱毛の1つです。
産毛には向いていない…IPL脱毛のデメリット
- 光脱毛の中では痛みがやや強い
- 産毛の脱毛には効果が低い
- 日焼け肌には照射できない
IPL脱毛は光脱毛の中ではやや痛みを感じやすいのが難点です。また、メラニンに反応して脱毛するので、メラニンの少ない産毛にはあまり脱毛効果を期待できません。
背中やうなじなど、産毛や色の薄い毛の多い部位にはあまり向いていない脱毛方法です。
脱毛の際には肌のメラニンにも反応するので、メラニン量が多い日焼けした肌や褐色の肌には照射ができないというデメリットもあります。
日焼けしてしまった場合は、照射を断られてしまう場合がほとんどです。
ほくろやシミが気になる肌も照射を避けるケースが多いそう……。
IPL脱毛とSSC脱毛・SHR脱毛の違い
脱毛機を使う脱毛方法には、IPL脱毛をふくめて代表的なものが4種類あります。ここではIPL脱毛、SSC脱毛、SHR脱毛、医療機関で行うレーザー脱毛を挙げてみました。
違いを一言でまとめると以下のようになります。
- IPL…サロンで行う。光が毛のメラニンに反応して毛根に作用
- SSC…サロンで行う。抑毛成分が含まれたジェルが光に反応、毛穴を通って毛根に作用
- SHR…サロンで行う。蓄積させた熱で広範囲の毛にダメージを与える
- レーザー…医療機関で行う。IPL同様レーザーがメラニンに作用する脱毛と、SHRのような蓄熱脱毛がある。高出力で利用できるのは医療機関のみ
この中から脱毛サロンで行える脱毛3種の違いを、対応する毛質・痛み・効果と期間の目安として表にしてみました。
対応する毛質と痛み | 効果と期間の目安 | |
---|---|---|
IPL | ◎濃い毛 ×産毛 痛みはやや感じやすい |
〇効果が出るのは比較的早い △12回で約2年 |
SSC | 〇濃い毛 〇産毛 痛みは感じにくい |
△効果が出るのは比較的遅い △12回で約2年 |
SHR | 〇濃い毛 〇産毛 痛みは感じにくい |
△効果が出るのは比較的遅い 〇12回で最短6カ月 |
IPL脱毛はこの3種の中でもっともメジャーで、長く利用されている脱毛方法です。
SSC脱毛はジェルによる効果を利用した脱毛であり、SHR脱毛は熱をじっくり与えて毛包にダメージを与える脱毛です。IPL脱毛は毛根を狙って熱ダメージを加える脱毛なので、今生えている毛に対して直接的な効果が期待できます。
IPL脱毛は一般的に、効果を実感できるのがSSC、SHR脱毛より早いといわれています。ただし、毛周期に従って脱毛をおこなう必要があるため、脱毛期間はやや長く、2年ほど見込んでおかなければなりません。
IPL脱毛はサロンの光脱毛の中では痛みをやや感じやすい方なので、痛みを極力避けたいという場合は、SSC脱毛・SHR脱毛を行っているサロンもあわせて検討してみることオススメします。
IPL脱毛がおすすめな人とは?
IPL脱毛がおすすめな人のタイプを挙げてみました。
- 太くて濃い毛、剛毛を脱毛したい人
- 効果を早く実感したい人
- 1回の脱毛時間を短くしたい人
ワキやVIOなど太くて濃い毛を脱毛したい人にはIPL脱毛がオススメです。早く脱毛効果を味わいたい人にも向いています。
照射時間も短くて済むので、1回の脱毛に時間をかけたくない人にも適している脱毛方法です。
家庭用光美容器のIPL脱毛とは?
IPL脱毛を自宅でできる家庭用光美容器も発売されています。
家庭用光美容器は、自分のタイミングで脱毛を進められることが大きなメリットです。自宅で気軽に脱毛したい、費用を抑えたいという気持ちに応えてくれます。サロン予約や何度も通うことがめんどうな人にとっても便利です。
家庭用光美容器は、プロのスタッフが行う脱毛サロンの脱毛機と比べると照射エネルギーは抑えられているので、何度も照射する必要があります。
IPLの家庭用光美容器が向いている部位・向かない部位
家庭用光美容器に向いている部位としては、手や足の指などが挙げられます。自分でも処理しやすい部位なので、家庭用光美容器が活躍します。気が付いた時にさっと脱毛することができるので手軽です。
家庭用光美容器に向いていない部位は、手の届かないIラインやOライン、背中やうなじなどがあります。家庭用光美容器による脱毛はセルフ脱毛となるので、手の届かないところはうまく照射ができません。これらの部位は脱毛サロンでプロのスタッフにお任せした方がきれいに脱毛することができます。
セルフ脱毛は照射ムラなども起こしやすいので、脱毛効果や仕上がりにこだわるのであれば脱毛サロンで照射してもらうことをオススメします。
IPL脱毛を導入している脱毛サロンのまとめ
IPL脱毛を行っている主な脱毛サロンを紹介します。IPL脱毛は取り扱っているサロンが多いので、サロンを選びやすいという利点があります。
サロン名 | 脱毛方法 | 代表的な脱毛プラン 総額料金(税込) |
---|---|---|
銀座カラー | IPL脱毛 | 全身脱毛 6回 98,000円※1 |
シースリー | IPL脱毛 | 全身脱毛 6回 95,000円 |
TBC | IPL脱毛 スーパー脱毛 |
全身脱毛 6回 204,600円 |
※1 銀座カラーの総額は割引適用後の金額です。(当日契約割10,000円引き、はじめて割orのりかえ割5,000円引き、3ヵ月分(5,700円)が0円で20,700円OFF)